関東地区ではJR東日本のEF64-1030・1031を「死神」と呼んでいるらしいです。
なんのことはない双頭連結器を装備しているので、関東地区で大量に廃車になった電車を長野工場に運ぶさいに、廃車回送を何度も牽引したから、そんな不名誉なあだ名がついたらしいです。
今日の記事は7037F廃車回送の続きですが、「名鉄電車の死神」ともいえる軌陸車を記事にします。
少し昔まで名鉄車両は廃車になると部品を取り外され、自走できない状態でデキ牽引で大江までやってきて、そこから解体場所の名電築港までは名古屋臨海鉄道のDLで牽引されていきました。
ところが、何年か前「経費節減」の一環で廃車車両の輸送を名古屋臨海鉄道に委託するのをやめてしまいました。臨海のDLを使うと10万円単位のお金が出ていくらしく・・・。
そのころ急に有名になったのが軌陸車です。小さい車体のわりにパワーがあり、4両編成までなら余裕で牽引できます。しかも、補助車輪を上げればナンバープレート装備なので公道も走行できる優れものです。
7037Fの2両を奥の留置線に移動した軌陸車は線路上をバックしてきます。
名電築港名物の十字クロスポイントもゆっくり通過します。
踏切の手前で停止!モードチェンジです。まず前部の補助輪を上げます。
そして後部の補助輪を上げます。所要時間数秒です。
そして、このままバックし方向転換して、公道を自走して帰りました。
この軌陸車が注目されたのは名鉄7000系の廃車が進行した頃からですが、実際はこんな目立たないところでも活躍していました(再掲画像)。
2005年3月に岐阜市内線などが廃止になると車両は岐阜検車区に集められました。車両のその後は譲渡車両・保存車両・解体車両と用途はさまざまでした。しかし、路線は廃止されていますし、検車区内も架線は停電していたようで・・・。この画像のように軌陸車が結構入換をしていたようです。
なお、最終日に多くの車両が留置線に並べられましたが、入換が最小限に済むように考慮されて並べられたそうです。
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