なかなか本当に旧客をトレースしたデザインで驚きました。さすがに3軸台車ではなかったですが・・・(~_~;)。
集中クーラーを搭載しつつ、わざわざベンチレーターを装備している点、旧客の外観をしっかりと再現している点など感動モノです。一方、ボルスタレス台車を履いてる点はいまどきかも(^0^;)
この後、どのように残りが出場し、どのように山口線に運ばれるのかは定かじゃないですが、今年9月のデビューが近づいた感があります。
この新型客車の登場が近づくと気になるのが、現在のレトロ客車の行く末です。現時点ではJR西日本からは何の発表もないですよね~。イベント客車として波動用に残すのか、はたまた廃車になってしまうのか・・・気になるところです。
山口線は昨年8月に訪問したばかりですが、客車はほとんど撮る余裕がなかったです。でも、撮った記憶があるので調べてみると
・1990年1月の山口線「SL初詣」号撮影のさいに一部撮影
・1990年2月の七尾線「SL冬の北陸ときめき」号撮影のさい七尾駅で形式写真撮影
でした。
レトロ客車は1988年のデビューですから、デビュー間もない頃に撮っていました。
2003年にオハ12-703のデッキを密閉式展望デッキに改造、また2005年には全車リニューアルをされ、エアコンカバーなどが撤去(1両を除く)されるなど外観が変化しています。
では、1990年に撮ったレトロ客車を。
スハフ12-702明治風客車(旧:スハフ12-68)
リニューアル後はエアコンカバーや外板に貼られた板模様が撤去されました。
オハ12-703大正風客車(旧:オハ12-229)
リニューアルで一番外観が変わった車両。エアコンカバーなどが撤去。外板の板模様が撤去されました。津和野方に密閉式展望デッキが設置され、連結位置が変更されました。
オハ12-702昭和風客車(旧:オハ12-220)
リニューアル後はリベット模様が撤去(エアコンカバーはもともとない)。
オハ12-701欧風客車(旧:オハ12-227)
ヨーロッパの客車風に見せるため、丸形屋根に見せるカバーや緑色の塗色を施され異彩を放っていたが、リニューアル後はカバーは撤去・塗色は茶色と何の変哲もない車両になりました(~_~;)
オハフ13-701展望車風客車(旧:オハフ13-59)
リニューアル後はエアコンカバーが撤去されました。
また、レトロ客車が登場してからは、オハフ13-701が必ず最後尾にくるよう津和野構内のターンテーブルでSLと一緒に方向転換されていました。
こんなかんじで方向転換されていました。
往路の運転終了後、SLは先ににオハフ13-701の方向転換をし、その後自車の方向転換と給水・整備を行っていたのです。
さすがに手間がかかるので、2003年にオハ12-703に展望デッキが装備されると客車の方向転換はなくなりました。まぁマイテ49-1が連結される時はその後も方向転換していたようですが、2010年以降マイテ49-1は連結されていません。
1990年1月/2月撮影